宮城県医療ソーシャルワーカー協会

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11/16 研修報告 ~TFU実学臨床研究セミナー~

2024/11/25

令和611月16日、東北福祉大学東口キャンパスにて、TFU実学臨床研究セミナーが開催されました。

テーマは、セルフネグレクトへのアプローチであり、宮城県内の福祉系職能団体とコラボレーション企画でした。

当協会からは、仙台市立病院MSW澤井彰氏より、ソーシャルハイリスクを抱えた患者さんの中には、セルフネグレクト状態で、医療や福祉サービスの繰り返し拒否し、健康に多大なる被害を被っている方がいる。一見自らの意思で選択しているように見えるが、その背景には、精神疾患が隠れていることもあり、病が影響しているという視座を持つことが重要である。救急で関わることは繋がりを再構築する重要な場面であることやMSWがどのように関わっているのかを発表されました。

また、PSW協会からは、一般社団法人震災こころのケア・ネットワークみやぎからころステーションの菅野希氏、宮城県社会福祉士会からは、塩竈市南部東部地区地域包括支援センターの小野憲幸氏から発表がありました。

共通していることは、「狭間」にいる方へ支援者が繋がり、本人の意思を紡いでいく過程において、ソーシャルワーカーは「伴走者である」ということです。私達は職場こそ異なりますが、同じ福祉職として伴走するスキルを研鑽し、利用者が繋がる場所へ支援していく使命があります。


宮城県医療ソーシャルワーカー協会では、今後も会員の皆さんが自ら業務に必要な知識やスキルを積み上げていくために研修会を企画して参ります。

人材育成、個人の成長、組織の目標達成など、研修の目的は多岐に渡ると思われます。宮城県民の医療福祉のため、共に学んで行きましょう。

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